メルマガバックナンバー No.004

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 Noism サポーターズ Unofficial メールマガジン  004号      2019-08-08
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★ Contents
 1. Noism 存続問題、複数メディアが続々取り上げ
 2. 市民有志代表が新潟市議会議長に要望書を提出
 3. 5月のモスクワ公演リポートあれこれ
 4. Noism2 シーズン終わりの特別ショーイングを開催
 5. Noism 活動支援会員を募集中
 6. Miscellaneous Information

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 1. Noism 存続問題、複数メディアが続々取り上げ
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 Noism 存廃に対する市長の判断期限が今月末までと迫る中、7月下旬から
新聞を中心とする複数のメディアがこの問題を取り上げて報道しています。

■日本経済新聞 電子版 7/29 (無料登録必要)
 新潟市の舞踊団「Noism」存廃、市長8月に判断
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47921160Z20C19A7L21000/

■新潟日報 モア 7/31
 ノイズム 先行き見通せず 契約更新未定、8月に新潟市長判断
 https://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20190731486106.html

■BSN 新潟放送 県内ニュース 7/31
 ノイズム 先行き見通せず (新潟日報提供記事の要約)
 https://www.ohbsn.com/news/detail/kennai20190731_12005399.php

■美術手帖 8/1
 舞踊団「Noism」が存廃を検討。新潟市の財政事情を受け、市長が8月中
 に判断へ
 https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20266

 各記事とも Noism が国内外で多数の公演を行って高い評価を得てきたこ
と、りゅーとぴあ舞踊部門への市の補助金、年間約5千万円が Noism 事業
費の3~4割を占めていること、市長の交代と財政悪化で契約更新が滞って
いること、Noism をやめてもりゅーとぴあの舞踊事業がなくなるわけでは
なく、5千万円すべてが浮くわけではないことなどを指摘しています。

 日経は芸術文化に関心の薄い市民層への知名度不足について言及するほ
か、Noism の存廃と同時に何を特徴とした地域を目指すか、行政の指針を
同時に示すべきとの識者の指摘を記述したうえ、市が文化芸術をどう位置
づけるのか、文化政策の説明が必要だとしています。

 日報は検証会議で多くの市民に浸透しているとは言えない状況として議
論が交わされ、今と同じ形態で続けるのは困難ではとの意見が出たことを
記述しています。また Noism の7月公演を見た中原市長が舞台を賞賛した
うえ「市として、ノイズムが思うような舞踊の在り方を追究させてあげら
れるかどうかという観点も大事ではないか」と話した、としていて、おぼ
ろげながらも活動形態の変更を示唆する内容となっています。

 美術手帖は公立ホールが舞踊家を年間雇用して創造環境を提供する Noism
の取り組みは当初から注目を集めていた、と記述し、Noism が数々の受賞
歴を持つことに触れ、市民からは存続を願う声が多数上がっているとして
います。

 なお、Noism 15年間の活動を概観するには、高橋森彦氏が SPICE に執筆
なさったコラムが簡潔にまとまっていて参考になるでしょう。

■SPICE 7/16
 Noism15周年に寄せて~新潟から日本のダンスを変え続ける! 革命児・
 金森穣率いる舞踊団の軌跡と現在 (高橋森彦)
 https://spice.eplus.jp/articles/245622

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 2. 市民有志代表が新潟市議会議長に要望書を提出
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 7月26日(金)の12:15から12:30まで、市民有志代表が新潟市議会の佐藤豊
美議長と面会し、Noism 存続を求める要望書を提出しました。内容は前号
所載の市長宛に提出したものと同じです。

 その際、議長から「Noism に関しては見直しを検討している。なくなる
ことはないだろう」との旨が伝えられたとのことです。

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 3. 5月のモスクワ公演リポートあれこれ
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 本年5月29日から31日までロシア・モスクワの Helicon-Opera Theatre
で開催された劇的舞踊『カルメン』モスクワ公演は、サポーターズのメン
バー4名も現地へ駆けつけて鑑賞しました。これについてはブログ↓でも
http://noism-supporters-unofficial.info/supporters-blog/fullmoon/5870/
http://noism-supporters-unofficial.info/supporters-blog/fullmoon/5892/
ご紹介しましたが、当日参加したメンバーによるリポートがメディアに
掲載されています。

 まず本間大樹さんによるリポート「本場ロシアで舞う」。新潟日報の
夕刊情報誌「おとなプラス」2019年6月28日(金)号の1面トップから3ペー
ジにわたって掲載されています。
 https://unofficial.noism.info/mailmag/004-02a.jpg (1500x1000, 309KB)

 本間さんは舞台の素晴らしさや会場の熱狂ぶりを紹介するとともに、ポ
ピュラーなオペラ作品にオリジナリティーを持たせることの難しさに触れ、
金森穣がメリメの原作にある「老学者がホセから聞いた話を読者に語る」
多重構成を表現したこと、それは主役のシテと状況説明をするワキが存在
する能の構成にも通じること、Noism 版では俳優の演じる老学者がワキと
して重要であることを指摘しています。また、招聘元のチェーホフ国際演
劇祭ゼネラルディレクターが「Noism の実力は世界的レベルであり、新潟
の人たちはそれを誇りに思って欲しい。良質な文化の育成には行政のサポー
トが欠かせない」と発言したことを紹介しています。

 次いで久志田渉さんによるブラウインドスペシャル「ロシア紀行 II」が
シネ・ウインド発行の月刊ウインド2019年8月号に掲載されました。
 https://unofficial.noism.info/mailmag/004-02b.jpg (1500x1000, 360KB)

 こちらは17ページから20ページまでの4ページにわたる掲載で、旅行に
参加した経緯に始まり、現地の町の様子、もちろん舞台のこと、観光、食
事、帰国フライトに至るまで詳しく書かれた楽しい紀行文となっています。
月刊ウインド8月号は現在発売中で、シネ・ウインドのオンラインショッ
プから購入することができます。
 https://cinewind.thebase.in/items/22149984

 なお、月刊ウインドでは「Voice of Noism」として、映画に関係する
Noism1 メンバーのエッセイを毎号掲載しています。8月号はジョフォア・
ポプラヴスキーさんです。(上記画像の右下参照)

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 4. Noism2 シーズン終わりの特別ショーイングを開催
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http://noism-supporters-unofficial.info/supporters-blog/shin/6400/

 今年は Noism2 夏の特別公演が行われませんでしたが、それに代わる
シーズンのしめくくりとして、8月4日(日) 12:30 から 13:30 まで、活
動支援会員を対象にした特別ショーイングがりゅーとぴあ スタジオB で
開催されました。

 当日は約50名の観客を前に、Noism レパートリーとして『Mirroring 
Memories』のうち5パートと、山田勇気作品の Work in Progress として
『touch-me-not』が上演されました。山田勇気リハーサル監督は「触」と
言うコンセプトから派生した作品創作過程とその周辺のもろもろについて
「感謝の意に堪えない」とのメッセージを発表しました。

 山田さんは2017年8月から Noism2 専属振付家を退任してリハーサル監
督に専念していましたので、自らの創作作品を一部でも披露するのは丸2
年ぶりのことです。

 詳しくはブログでご紹介していますのでご覧ください。

 また、ショーイングの後で Noism サマースクール2019 の最終日の様子
も公開され、ブログにリポートされています。こちらもあわせてどうぞ。
http://noism-supporters-unofficial.info/supporters-blog/fullmoon/6437/

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 5. Noism 活動支援会員/寄付会員を募集中
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https://noism.jp/support/

 Noism では、2019年8月から2020年7月までの活動支援会員/寄付会員を
募集中です。

 活動支援会員は個人の場合一口1万円で、Noism 公演チケットの優先・優
待販売、公開リハーサルやイベント参加、公演プログラムへの氏名記載など
の特典があります。

 寄付会員は個人一口2千円で、確定申告の際、損金に算入できます。こち
らも希望により Noism 公演プログラムに氏名が記載されますが、それ以外
の特典はまったくありません。手軽に寄付するならこちらですが、5口以上
の寄付会員になるよりは断然活動支援会員の方がおすすめです。

 また今年から、CANPAN のシステムを利用してクレジットカードによる
支援金/寄付金の支払いが可能になりました。手続きが大変簡単になりま
したので、皆様ぜひ活動支援会員/寄付会員にお申し込みください。

 活動支援会員
 https://kessai.canpan.info/org/nc_acpf/donation/102017/
 寄付会員
 https://kessai.canpan.info/org/nc_acpf/donation/102016/

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 6. Miscellaneous Information
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■加藤明志さん (元 Noism2) 出演公演「2019 現代舞踊フェスティバル in
 東京」
 http://www.gendaibuyou.or.jp/stage/stage-p/s19082300
  (一社) 現代舞踊協会が毎夏開催する会員作品公演。加藤さんは
  特別企画「大駱駝艦×現代舞踊のコラボレーション」の田村一行
  (大駱駝艦) 作品「同じ釜の飯を食う」に出演。
 日時:2019年8月23日(金) 18:45開演
 会場:メルパルクホールTokyo (東京都港区)
    https://www.mielparque.jp/tokyo/hall/
 チケット:3,450円 (全席自由)
 申し込み:http://www.gendaibuyou.or.jp/stage/stage-p/s19082300
    の「チケット予約」ボタンから (当日精算)
    または チケットぴあ
    https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1925223&rlsCd=001

■石垣文子さん (元 Noism2) 出演公演「黒藤院『已今當』」(いこんとう)
 https://www.facebook.com/events/416480222274561/
  山海塾のダンサー蝉丸が主宰する舞踏集団「黒藤院」の公演。出
  演者は蝉丸、岩本大紀(山海塾)、石垣文子の3名。Trailerは↓。
  https://www.youtube.com/watch?v=ueXzXxluUhU
 日時:2019年9月5日(木)・6日(金) いずれも19:30開演
 会場:のげシャーレ (横浜にぎわい座小ホール, 横浜市中区)
    http://nigiwaiza.yafjp.org/
 チケット:予約2,500円, 当日3,000円
 申し込み:kokutohin@gmail.com へメールで予約

■福島諭さん (作曲家) 出品公演「第22回日本電子音楽協会定期演奏会」
 http://jsem.sakura.ne.jp/jsemwp/?page_id=1864
  福島氏は新潟生まれで新潟大学を卒業した音楽家。IAMAS (情報科学
  芸術大学院大学) 修了。Mimiz のメンバー。Noism 作品『passacaglia』
  (2017) に楽曲を提供なさいました。
  当日は「《一二三松風》for a Shakuhachi and Computer」を演奏。
 日時:2019年8月21日(水) 18:30開演
 会場:りゅーとぴあ 能楽堂
 チケット:予約 一般2,500円 学生1,500円, 当日券は各500円増
 チケ扱い:りゅーとぴあ2Fインフォーメーション, 
      コンチェルト http://concerto.irodori-plus.com/
 問い合わせ:日本電子音楽協会事務局 info-jsem@jsem.sakura.ne.jp

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◆メルマガ登録エラーのお知らせ
 2019年8月1日 08:37:17 に配信登録メールをくださった鈴木紀子様、
 同日 09:37:47 にメールを差し上げましたが 550 Unknown user エラー
 になります。まだ登録は完了しておりません。改めてご登録ください。

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◆バックナンバーについて
 本メルマガのバックナンバーは下記のリンク先にあります。年表の2019年
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  発行:Noism Supporters Unofficial 事務局
        951-8065 新潟市中央区東堀通4-453 画廊 Full Moon 内
        電話 090-8615-9942
        Contact: http://noism-supporters-unofficial.info/contact/
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